第73回岩手芸術祭演劇公演 ボーイズドレッシング#05 

「底ノ町奇団」

脚本・演出:ベロ・シモンズ

 

2020年11月27日(金)~29日(日)@いわてアートサポートセンター 風のスタジオ



混沌の2020年から遡ること20年。

今よりも猥雑でノイジーで絶望と渇望が入り乱れていた頃。

ぼくらはそこで何を目にして、何を置き去りにしたのか?

実際の平成事件史を背景に描き出す人間の本性と悲哀のドラマ。

 

【STORY】

都心まで在来線で90分。G県。底ノ町。

ノストラダムスの大予言が外れ、2000年問題も不発に終わった世紀末の暮れ。

2000年12月30日。

 

♦レンタルビデオ店「ビデオプラネット」の店員只野は、延滞を続けている客に返済を迫る電話を掛けている。

♦女子高生フードファイターとして一時アイドル的な人気を誇った鈴木は、生放送での失態を機に引き籠り生活を送っている。

♦交通誘導員をしている北沢は、誰ひとり通ることの無い道の真ん中で今日も1日8時間立ち続ける。

♦そして町では、10年前の連続通り魔殺人事件の犯人がこの町に舞い戻って来たとの噂が駆け巡っていた。

♦そんな中、女がひとりバスに乗り、この町からの脱出を試みる。

 

残り僅かの20世紀。

誰も知ることの無い8人が、『誰も死なせない1日』を生み出すための奔走と暴走の師走。

 

【日時】

2020年11月

27日(金)①19:30

28日(土)②14:00/③18:30

29日(日)④14:00

 

【上演時間】105分

 

【会場】

いわてアートサポートセンター 風のスタジオ

 (岩手県盛岡市肴町4-20永卯ビル3F)

 

【出演】

只野:角舘信哉(ライナー・ノーツ)

北沢:佐藤玲香

メガ鈴木:村井みづき

シメノメ:盛ゆうじ

三輪:小笠原史弓(劇団かっぱ)

井田:星君佳(ライナー・ノーツ)

あの男:藤原瑞基(劇団ちりぢり) 

宮地:嵯峨瞳(片目で立体視)

 

【スタッフ】

脚本・演出:ベロ・シモンズ(ボーイズドレッシング)

舞台美術:福士史江(千鳥団)

照明:平戸謙好(ボーイズドレッシング)

舞台監督:榊原明徳(現代時報)

舞台監督補:小山内綾音(劇団かっぱ)

音楽:福原健一、neji

音響オペ:佐々木桃香(劇団ちゃねる)

衣装:レトロブティックことり 

宣伝ビジュアル・映像:土川拓未(ボーイズドレッシング)

制作:ボーイズドレッシング、渡辺渚都美(劇団かっぱ)